お子さまは、体の発達が未発達のため大人よりも遥かに耳鼻科疾患にかかりやすく、しかも治りにくく、繰り返したりすることが多いです。 なかでも毎年、風邪の流行る時期になると、鼻からのばい菌や炎症が回ってきやすくなるため非常に中耳炎の頻度が高くなります。
近年、保育園児の増加などの社会的な背景や抗生物質(こうせいぶっしつ)の普及や不必要な使用により耐性菌(たいせいきん)が増加し、大きな問題となっております。
しっかり治療しないと鼓膜(こまく)に穴が残ったり、鼓室(こしつ)や乳突腔(にゅうとつくう)の空気の入りが悪くなり後遺症として、聞こえの悪さが残ってしまったり、聴こえの神経に障害が起き耳鳴りやめまいなどが残ってしまうこともあるので、注意が必要です。 安易に自己判断せずに、早めに耳鼻咽喉科医に相談し、きちんと治療を受けることが大切です。
鼻は外鼻(がいび)と鼻腔(びくう)、副鼻腔(ふくびくう)により構成されます。 特に鼻腔には、穴の中を通る空気を暖め、湿気を与え、埃などの異物を取り除き、さらに匂いを感じるといった多くの重要な機能があります。
のどの調子が悪くなったとき、耳鼻咽喉科と内科のどちらにかかれば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか? 痛みや咳などの、のどの症状は、鼻の症状と関係していることもよくあります。 また喉頭ファイバーを用いることによって、よりのどの奥による咽頭(いんとう)や喉頭(こうとう)の診察を精密に行うことができます。 のどの調子が悪いなと感じたら、のどと鼻の専門家である耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
くびやあごに関する症状も耳鼻咽喉科領域にて取り扱っております。 のどにも近いので、のどの病気についても関連するところが多いです。 痛みや腫れ、しこりといった症状が確認できた場合はまずご相談ください。
私たちの体は、目、耳、筋肉などからの情報を脳で統合し、全身のバランスを保っていますが、どこかに異常が起きると、平衡バランスが崩れ、めまい(または、ふらつき)を感じることになります。 この原因として耳の問題によるめまいが多いことは、意外と知られておりません。
耳鼻咽喉科にはめまいを主として扱う神経耳科という分野があり、脳疾患とか循環器疾患を含めた、めまいを起こす病気の原因や程度を総合的に診断します。
ある日突然、顔の動きが悪くなる病気です。
脳神経である顔面神経の障害によるもので、多くの場合は脳より末梢の障害であることが多いです。(中枢の障害の場合は脳神経外科や神経内科の受診が必要です)
原因はウイルスによる障害や血流障害が有力とされています。
生じた場合はできるだけ早期に治療することで治る確率を上げる事ができます。
治療は主に抗ウイルス剤やホルモン剤を使用します。
特に単純型の顔面神経麻痺(ベル麻痺)は早期の治療を行うことで、治る確率は8,9割と言われています。
生じた場合は早めににご相談されることをおすすめします。
その他に、いびき、無呼吸、口呼吸、日中の眠気、魚の骨が刺さった、口内炎、味がわからない、舌のしびれ、アレルギー検査をしてほしい、インフルエンザ検査をしてほしいなども対応可能です。