くびやあごに関する症状も耳鼻咽喉科領域にて取り扱っております。
のどにも近いので、のどの病気についても関連するところが多いです。
痛みや腫れ、しこりといった症状が確認できた場合はまずご相談ください。
耳下腺(じかせん)と顎下腺(がっかせん)の病気が中心です。小児に多い流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や、食事のときにあごが腫れて痛くなる顎下腺唾石症(だせきしょう)、その他良性腫瘍、まれに悪性腫瘍が生じることもあります。 良性腫瘍であっても長い年月の間に悪性化するものもあるので、まずは早めににご相談されることをおすすめします。
口の中や鼻はばい菌が外から入る最初の入り口になることが多く、そのため体を守るために周りに多くの防御機構が存在しています。
扁桃組織やリンパ節がその代表的なものです。
首にもリンパ節が多く存在しており風邪などを引いたときに首が腫れぼったくなったりするのはリンパ節が体を守ろうと反応して大きくなるためです。
そのような場合は一時的なものですぐに腫れが引けば問題ないのですが、時にに過度に反応して高熱が持続したり、腫れがいつまでも引かない事があります。
まれに特殊な感染症にかかっている場合もありますのでその際はお気軽にご相談ください。
またしこりとして出現し痛みはないのに大きくなる場合は、リンパ節そのものが腫瘍になっていたり、癌のリンパ節転移の可能性がありますので早めの受診をお勧めします。
耳鼻科領域の癌をまとめて頭頸部癌と言います。
代表的なものに喉頭癌、咽頭癌、舌癌があります。
典型的な喉頭癌は声を出す声帯に生じるため、早期から声枯れが出現しますので比較的早い段階で発見されることが多いのですが、逆に咽頭癌や舌癌は初期にはこれといった症状が出現することが少なく痛みなどの症状が出たときには進行していることが多いのが現状です。
進行したときの症状は痛み、血が出る、飲み込みづらい、声枯れ、むせやすくなる、息苦しくなるなどです。
首のしこりとして来院され調べているうちに口の中に癌が見つかり、首のしこりはリンパ節転移であったというケースも数多く見られます
癌は生命を脅かす恐ろしい病気ですが早期発見できれば治る可能性は十分にあります。
危険因子は主にタバコとアルコールですので、心配な方は是非お早目にご相談いただければと思います。
当院では喉頭ファイバーにより咽喉頭をくまなく調べることが可能です。
頚部の先天性疾患(せんてんせいしっかん)、良性腫瘍、甲状腺疾患(こうじょうせんしっかん)なども耳鼻咽喉科で扱う病気です。
様々な原因や病態がありますが、病気により腫れる場所や特徴的な症状が生じる事がありますので気になることがあればお気軽に相談してください。
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